新品になったキッチン！
久方ぶりの更新です・・・(^^ゞ
関西ではお水取りが済まなければ春が来ないといいますが、やはり、明日3月12日の二月堂のお松明が済まなければダメなようですね。
きっと、来週になれば一気に春となることでしょう！
そんな中、ブルブルと震えながら、奈良県は橿原市のお施主さま宅へ行ってまいりました。橿原市といえば、神武天皇をお祭りしている橿原神宮が有名ですね。それに、この地はチョット歩けば歴史的史跡がゴロゴロ！そんなこんなは、また＜写真俳句ブログ＞でお話させていただくとして・・・。
実は、今日お伺いしたお宅は、築100年以上の長屋門のある立派なお宅なのです。ルプを初めて三年目の春に土間キッチン（ルプNo.45）を搬入さていただき、五年の月日が流れていました。何でも、そのお家を改築するに当たり、キッチンを研磨しなおして移動させて欲しいとのご依頼でした。
｢研磨すればこれでもきれいになるでしょうか？｣
｢大丈夫ですよ！深い傷は残りますがピカピカになりますから・・・｣
お客さまのお顔がぱぁ〜っと明るくなった。
｢傷が残るのはいいんです♪古いカンジが残ったらいいと思っていたのです。このキッチンには特別な思い入れがあるので・・・。｣
五年の月日を物語るかのように傷がついたキッチンの重みは私を虜にしました。
もしこれが・・・
｢改装するので捨ててください・・・｣
と言われていたらどんなに辛い思いをしたことでしょう。
工事が完成するまでにはまだ1〜2年はかかるとのこと。
工場にもルプの事務所にも一年間もお預かりする場所はなく・・・困ったな・・・と思っていると、幸いにして敷地の広いお屋敷なので、ガレージをひとつ改装用に割り当てられているという、ラッキーなことで、私たちはまず、機器類の化粧パネルを外し、コンロ、オーブン、食洗機、そして混合栓・・・部品がなくならないようにひとつひとつ取り外してはパッケージしていき、いよいよキッチン本体の取り外し。
隙間固定キャビネットやトラップを外し足を取り外す。そしてバラバラになったキッチンをお屋敷の外れにあるガレージまで担いで行き、ここで、一年間ゆっくり眠っていてもらうことになりました。作業が終わり、ガレージに横たわるキッチンを見て、つくづく良くできていると自画自賛・・・d=(^o^)=b
そして、先月、研磨して搬入させていただいたキッチンがこれ！
お屋敷の梁･柱は再利用されてとてもモダンなお家に変身していました。
このキッチンをまた末永くお使いいただけることはルプキッチンの醍醐味であります。
ルプのキッチンを始めて良かった・・・と素直に感動した一日でありました。
Ｔさま、本当にありがとうございました〜☆
こちらものぞいてみてくださいね〜(^^♪
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