本物を見つめる・・・

インテリアフェスティバルも近づいてきて、なんだか慌しい日々を過ごす今日この頃。
フェスに展示する作品の仕上げに木曾・平沢まで出かけた。どんな作品かはフェスで発表するので少々お待ちください!(笑)

ついでに・・・と言ってはなんなのですが、せっかくの木曽路なので、午後から信濃路を突っ走って信州は上田、松本と駆け抜けてきた。その内容はこちら。

木曾・奈良井宿


上田

旧北国街道・柳町

前山寺

Le pur(ルプ)を始めて10年、キッチンを背に日本全国駆け抜けてきたが、田舎町に行くほど、いろんなものが簡単に壊されていくのをつぶさに見てきた。どの町もどの村も同じような顔をしていてちょっとがっかりしたりする。流通の便利さが地方独特の味わいを壊しているような気がしている。

そんな中、今回の信濃路はまだそこまでは進んでいない様子で、相棒と「なんでだろうね?」と話した。
山深く、物を運ぶのが不便ということもあるだろう。小さな集落は働き手が都会に出てしまい、過疎化していることもあるかもしれない。

確かに、私たち日本人のDNAに響く古くて懐かしい香りのあるものは魅力的だ。
平沢・奈良井宿ではこれ以上開発されぬよう、上田では自然体の保存をと願い、実際に当地で生活する方々の大変さには目を瞑り、ただこちらの一方的な無い物強請りのプチ旅となった。

しかし、この五感と五官で感じるすべては、実はとても大事なもので、日本固有の文化として今後も残していかなければならない気がする。

都会で棲む私たちがいくら信濃路の集落の真似事をしたとしてもそれは模擬としかならない。
模擬は本物ではなく僅かな時間で色あせ、貧弱さが露呈する。
それでも嘘を徹底的に塗り重ねればそれなりの効果はあるかもしれないが、その中に感動は残らない。

たとえば、先日、大阪吟行で写真俳句ブログ仲間の皆さんをご案内した新世界
単にフランスやイギリスの町を安易に模擬したのではなく、その歴史には度重なる商魂チャレンジが重なり、レジャーや文化施設のスポットへと化した。大阪では自然の代わりにこの商魂が本物を容どっているのではないだろうか。

少々屁理屈に聞こえるかも知れないが、今回のプチ旅で、私なりにできる生活文化の残し方がちょっと紐解けたような気がしている。残り少ない現役の間に何か答えを出していきたいと思う。

New news

今年もインテリアフェスティバル 2011に出展することになりました。去年のような立派なブースではありませんが協賛企業として参加、新しいキッチンを発表させていただきます!
詳細は後日

7月発売!W=2400の規格キッチン(廉価版)STシリーズ登場 !

W=2400に限っての規格キッチン 本体価格38万円(税込39万9千円)

こちらものぞいてみてくださいね〜(^^♪

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