梅仕事<梅の土用干し>

「梅仕事」

日本古来の保存食といえば梅干に味噌、それらを仕込む一連の作業を「梅仕事」「味噌仕事」と言います。

味噌は仕込みだしてもう4年目に入るのですが、梅は梅酒を作るくらいで、梅干はもう何十年も作ってはいませんでした・・・。と言うより、私の子どもたちが小さい頃、母に教えられて、梅干や生姜を漬けていたのですが、子どもたちが大きくなり母も引退したので、作る機会を失っていたのでした。

「梅仕事」という響きはとても魅力的で、今年こそ、今年こそ・・・と思いながらいたことを今年の味噌仕込みの折に講師の伊藤先生に話しましたら、
「とても少なくてなかなか手に入らない無農薬の梅畑があるのですよ」
とのことで、速攻、冬の間から夏の梅を予約していたのでした。

なわけで、小梅は一足早く6月16日に届き、塩漬け開始(1kg)もちろん、塩は海の精(梅の18%)。
一週間で水が上がり、紫蘇と一緒に漬け込み、今はおとなしく納戸のなかへ。

紫蘇はフレッシュ紫蘇ではなく、有機なもみ紫蘇があると教えてもらい、ちょっとズル。

梅干用の梅は7月7日に届き、塩漬け開始(梅の18%)。
あとは梅雨があけた7月20日前後の土用干し待ち。
漏れないように何重ものビニール袋に入れた水を重石にしたので具合よかったか、一週間ほどで水があがり、干しても充分なほどに柔らかくなってしまった。

スコールのような梅雨の中、7月の連休15〜16日の両日はカンカン照りで、よっぽど干しにかかろうかと散々迷ったが、やはり古来より言い伝えられている20日前後に干そうと断念。
そして、希望する21〜22日はあいにくの曇り空で干すことも儘ならず、週間天気予報とにらめっこ。

で、いよいよ24日の朝のこと、実際にはなんだか曇っていて大丈夫かな?と思いつつも天気予報では快晴続き。ええいっ!これ以上は置いておけない!

2kgで約80個の梅を途中何度かひっくり返すのだが、そのとき指先で優しく梅を揉む。一つだけ破れている梅を発見!疑いもなく口の中へ!
「きゃぁ〜♪ 美味しいぃ〜♪」

翌25日、梅の表面がうっすら白く塩化粧。これで大丈夫。

明日の朝、もみ紫蘇と梅酢を足して漬け込む用意にと、もみ紫蘇は冷蔵庫から取り出し、梅酢と容器は干した梅の横で同じように天日干し。


こうすると温度差がないのでカビが生えにくい。温度差があると結露した水がカビを呼ぶと言う。

明日、梅を漬け込めば、納戸の小梅も取り出して干してみようと決めた。
もみ紫蘇が余りそうなので、急遽<おおぞら>の伊藤さんに電話して新生姜が手に入るか聞くと今日中に送れるので明日には着くとのお返事。ありがたい!

こうして、私の「梅仕事2012」は着々と進んでいる。手間隙かけて自分で漬けた梅干はほんとうに美味しい!
来年はショールームで恒例の<キッチンは私のgallery>でも「梅仕事」を追加してみようかしら。

こちらものぞいてみてくださいね〜(^^♪

**************************

blogram投票ボタン

ルプママのあんなこと!こんなこと!

blogram投票ボタン

**************************

ショールームのごあんない